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第10回で、50回コースの STEP 1(第1〜10回)が終わりました。

学習

そして同じころ、ひとつ小さな事件がありました。AIが作ってくれたテキストに、間違いを見つけたのです。

今日は、STEP 1 修了の記録と、その間違いを見つけるまでの話を書きます。

第10回で、STEP 1 修了

第10回は復習の回でした。新しく覚えることはありません。第1回から第9回までの言葉を、表を見ながらひとつずつ声に出していきます。

最後には「STEP 1 卒業テスト」がありました。パン屋さんとカフェ、2つの場面の通し会話です。

3回やって、だんだん見ないで言えるようになれば合格です!

正直に書くと、まだ見ないでは言えません。 でも、紙を見ながらなら最後まで言えます。

カフェで注文して、「とてもおいしい」と言って、トイレの場所を聞いて、お会計をして、さようなら。紙を見ながらでも、これが通しで言える。 50回コースを始めたころの私には、考えられなかったことです。

お守りの10フレーズは、スマホの中に保存し、紙でも切り取って持っています

第10回には「切り取って持ち歩こう!お守り10フレーズ」という表がついていました。

フランス語読み方意味
Bonjour !ボンジュールこんにちは(まずこれ!)
Merci beaucoup.メルスィ ボクーどうもありがとう
S’il vous plaît.スィル ヴ プレお願いします
Pardon.パルドンすみません
Ça, s’il vous plaît.サ スィル ヴ プレこれ、お願いします(指さし)
C’est combien ?セ コンビヤンいくらですか?
C’est très bon !セ トレ ボンとてもおいしい!
Où sont les toilettes ?ウ ソン レ トワレットトイレはどこ?
L’addition, s’il vous plaît.ラディスィオン スィル ヴ プレお会計お願いします
Au revoir !オ ルヴォワールさようなら!

私はこれを、スマホで写真に撮って保存しています。

ただ、スマホの画面だけだと、どうしても文字が小さくて見にくいのです。拡大すれば読めますが、お店の前で指で広げたり戻したりするのは、少し落ち着きません。

そこで、印刷したものを切り取って、紙でも持つことにしました。

スマホと紙、両方あれば安心です。お店の前で、そっと見返せるように。まだ行く日は決まっていないのに、もうポケットの中に準備ができている。それがなんだか、うれしいのです。

2つの疑問が浮かびました

第10回をやっているうちに、気になることが2つ出てきました。そこで、いつものようにAIに聞いてみました。

疑問① 「Mmm」ってなに?

卒業テストのカフェの会話に、こんな一文がありました。

Merci. Mmm, c’est très bon !

C’est très bon ! は「とてもおいしい」。第7回で習いました。でも、その前の Mmm が分からない。

聞いてみると、答えはこうでした。

Mmm は言葉ではなく「声」。 日本語で、おいしいときに思わず出る「んー」とまったく同じなのだそうです。

口を閉じたまま、鼻から「んーー」。フランス語も日本語も、同じ音だと聞いて、なんだかほっとしました。おいしいものを食べたときの声は、世界共通なのですね。

ついでに、フランスの人がよく使う「おいしい!」の声も教えてもらいました。

フランス語読み感じ
Miam !ミャムわーい、おいしそう!
Miam-miam !ミャムミャム日本語の「もぐもぐ」のような感じ

ミャムミャム。かわいくて、すぐに覚えてしまいました。

疑問② 「La carte」と「Le menu」はちがうの?

もうひとつが、こちらでした。

第9回のテキストには、「Le menu, s’il vous plaît.(メニューをください)」と書いてありました。

でも私の頭の片隅に、「La carte, s’il vous plaît.」という言い方が残っていたのです。以前、anne_francais さんから聞いた気がする言葉でした。うろ覚えです。

どちらが正しいのだろう。そう思って、聞いてみました。

聞いてみたら、AIのほうが間違っていました

返ってきた答えは、こうでした。

フランス語読み意味
la carteラ カルトメニュー表(料理が全部載っている一覧)
le menuル ムニュセット・コース料理(前菜+メイン+デザート)

英語の menu(メニュー表)とは、意味がずれているのだそうです。

「Le menu, s’il vous plaît.」と言っても、気の利く店員さんなら察してくれる。でもお店によっては「セットにするんですね?」と受け取られて、話が食い違うこともある。メニュー表がほしいなら、la carte のほうが確実とのことでした。

そして、こう書き添えてありました。

第9回のPDFに「Le menu, s’il vous plaît. = メニューをください」と書いてしまいましたが、正確には La carte の方が適切でした。よく気づかれましたね!

AIが、自分の間違いを認めたのです。

覚え方も教えてもらいました

  • carte(カルト)=カード → 一覧表
  • menu(ムニュ)→ コース料理

「カルトを見せてもらって、ムニュ(セット)を選ぶ」という流れだそうです。レストランでは、こんなふうになります。

あなた:Bonjour ! La carte, s’il vous plaît.(こんにちは!メニューをください)
店員:Voilà.(どうぞ)
あなた:Je voudrais le menu à 25 euros.(25ユーロのセットにします)

第9回のテキストは、正しいものに作り直してもらいました。

AIも、間違えることがある

間違いを見つけたとき、がっかりしたかというと、実はそうでもありませんでした。

人間だって、間違えます。

それに、AIの間違いに出会うのは、これが初めてではありませんでした。お菓子のレシピを作ってもらったとき、分量が間違っていたこともあったのです。長年お菓子を作ってきたおかげで、おかしいと気づくことができましたが。

だから、いまはこう思っています。

AIも完璧ではない。こちらもチェックしながら、一緒に育っていくものなのだと。

先生のように全部を任せきるのでもなく、最初から疑ってかかるのでもなく。分からないことは聞く。おかしいと思ったら、また聞く。 そうやって付き合っていくうちに、私も、AIとのやりとりも、少しずつ育っていく気がします。

今回の間違いも、「あれ?」と思って聞いたから見つかりました。 疑問に思わなければ、私はずっと「Le menu, s’il vous plaît.」でメニュー表を頼んでいたと思います。

うろ覚えでも、人から聞いた言葉が頭に残っていたこと。そして、それを放っておかずに聞いてみたこと。その2つがそろって、学びが一段深くなりました。

頼んでいない第8回まで、直してくれていました

第9回を作り直してもらったとき、うれしい驚きがありました。頼んでいない第8回まで、直してくれていたのです。

第8回の単語の中に「un menu(アン ムニュ)」があり、音声のページでは意味が「メニュー」になっていました。そこを「セット・コース料理」に直し、PDFにも「menu は『メニュー表』ではありません」という注意書きを入れてくれていました。

ひとつの間違いから、つながっている場所まで見直す。こちらが気づいて聞けば、AIのほうも一歩先まで直してくれる。

「一緒に育つ」というのは、たぶんこういうことなのだと思います。

前回の記事も直しました

前回の記事で、第9回の内容として「Le menu, s’il vous plaît.」を載せていました。そちらも「La carte」に直して、注記を入れておきました。

読んでくださった方、ごめんなさい。ここまで読んでくださった方は、もう大丈夫です。メニュー表は la carte です。

まとめ|「あれ?」は、学びの入り口

今日お伝えしたかったことを、まとめます。

  • 第10回で STEP 1(第1〜10回)が修了しました。紙を見ながらなら、カフェの会話が最後まで言えます
  • お守り10フレーズは、スマホに写真で保存し紙でも切り取って持っています
  • Mmm は「んー」。 おいしいときの声は、日本語と同じでした
  • メニュー表は la carte、le menu はセット。 AIのテキストが間違っていました
  • AIも完璧ではありません。チェックしながら、一緒に育っていくものだと思っています

50回のうち、10回が終わりました。まだ5分の1です。

でも、ただテキストをなぞるだけだった最初のころとちがって、いまは「あれ?」と思えるようになりました。疑問が浮かぶのは、少しずつ分かってきた証拠なのかもしれません。

次回は、少し寄り道をさせてください。

卒業テストの Mmm, c’est très bon !(んー、とてもおいしい!)。この言葉を、私がいちばん言いたい相手がいます。

フランス菓子です。

次回は、20年近く作ってきたお菓子のことと、choucreme という名前の由来について書きます。

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

À bientôt !(ア ビアント/またね)